智光に使用されている6種類の生薬の組み合わせが、なぜ有効なのか?
6種類の生薬のうち5種類(トウキ、センキョウ、チンピ、ショウキョウ、バンショウ)はどの生薬も身体を温めながら血行を促進し、血液の流れを増加させ、新陳代謝・発汗を促進するいずれも【温】の作用が非常に高い生薬です。
残り1種類のオウバクはというと【冷】の作用が高い生薬なのです。
では、なぜオオバクという冷やしながら炎症を治す作用の高い生薬を配合したのでしょうか?
身体を温めるという事は、血液の流れを増加し、増加されることにより身体全体の細胞はより多くの酸素を吸収して活性化し、身体の持つ自然治癒力が促進されます。この身体を温める自然治癒力の増強が私どもの求め、追及する最大のテーマであり、それが「智光」に集約されているのです。
5種類の配合生薬は温めることに主眼をおき、ただ一つオウバクにおいては、冷やしていく効果をもった相反する性質の生薬を取り入れることにより、例えば料理の旨み、甘味などの素材の味を生かすために、隠し味として正反対の塩を加えたりします。まさに「智光」にはこの手法がとられているのです。
オウバクの作用は、温める効果をより増大させるためと、もう一つ重要な役割があります。それは、温める効果をより長く持続させることなのです。
これは、オオバクに水分が加わった際の「粘り気(主成分:ベルベリン)」が、トウキ・センキュウ・ピンチ・ショウキョウ・バンショウの5種類の温める効果の各成分をうまくこの「粘り気」で、み込んで、相乗効果の高いものとされているのです。この「粘り気」があることにより、ミックスされたエキスが身体に早く付きますし、また薬湯への入浴後もエキスが身体に付着して薬としての有効成分を皮膚から、より長く持続させるために、非常に重要な役割を果たしているのです。
智光(ちこう)に使用されている生薬
- 当帰(とうき)
- センキョウ
- 黄柏(おうばく)
- 陳皮(ちんぴ)
- 生姜(しょうきょう)
- 番椒(ばんしょう)
効能・効果
神経痛・リウマチ・肩こり・疲労回復・腰痛・冷え性・あせも・しっしん・しもやけ